タイル張りの風呂は 永年にわたり 住民の苦情の的であった。
とくにその国の冷え込む冬の晩は、足をつけるだけで、ヒッ!と縮みあがり
素っ裸の寒い苦行を想像すると、風呂に入る気も失せてしまう民であった。
英断は、風呂デッキ。
まず風呂の床サイズを測る。慎重に縦横高さ。
高さはとても重要。なぜなら風呂の入り口は内側に開くドアだから。
デッキがドアにぶつかると中の人は出られず、外の人は入れずと、開かずの風呂になってしまう。
デッキは家のベランダに昔作ったウッドデッキのあまりものがあるのでこれらを活用する。
根太は二つに分ける。乾燥させたりする際にデッキを持ち上げるための工夫。
また風呂の床いっぱいにデッキを作ってしまって、風呂から運び出せなくなるようでは困るから。
材料の量だが、根太は何とか間に合った。
次にデッキの板。実は計算上、あまりものだけでは足りないようだ。従って中途半端な長さのものを継ぎ接ぎして使うしかないように思われた。。。うむむ。
ところがもう一本北米の松のデッキ材があまっていた。
さらにシャンプーとかをのせる棚を置いたところ、ちょうど隙間に収まった。
けがの功名。
僕の作るものにはそういうものが多い。というか、いい加減なつくりのモノに
あとづけで意味を持たせるのが得意。
イメージのために並べてみたらこんな感じ。
シャンプーの棚がぴったりおさまっている。計算通り!(うそ。)
デッキに色がついているのはベランダのウッドデッキのあまりだから。
次に根太の全面と、デッキの裏側に防水の塗装をしっかり施す。
防水の塗料は、事務所のベランダを塗った余り。
日も暮れてきたし。
今日はこれくらいにしといたろ。
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