去年2010年の5月の連休に僕は突如として花壇作りを始めた。
土や植物をさわりだすと思いがけない充実を感じる。なんか不思議だがこればっかりは実際にやるまではわからない。
これまでもサボテンをいくつか持ってたりど素人プランタ菜園をしたことはあるが、土は作ったことは一度もなかった。それがなぜやる気になったのは、土を買うのがもったいない&面倒だったから。のちのち、土を作る方がよっぽど面倒だとわかったが。
マンション前庭 |
それらの花壇に色とりどりの花がいつもあれば、良い子が住んでるよいマンション、楽しい楽しい花の街になるだろうと思う。
ところがマンション外周の花壇は荒れ放題。誰も何もしないでほったらかし。はじめかっら植わっているツヅジの木が手入れもされずがガサガサにある。かく言う僕もこに住んで10年以上いちども花壇に目がいかなかった。想像力の問題だが、ある日、ヨーロッパのアパートが写ったの写真をみていいなと思った。ヨーロッパだからじゃなく花があったからだ。うちのマンションには花がない。そうだ花を植えよ!との天啓。管理組合長に許可をもらい花壇の耕作から始めた。
耕作はそれほど想像以上にしんどかった。草むしり、土いじり。スコップと篩(ふるい)を買った。まずごろごろしている石、コクリートの破片をどかし、ごみを捨て、スコップで掘り起し篩で土をふわふわにした。しんどかったが楽しかった。これでジャガイモでも植えたら開拓者だ。
マンションの路地 |
近所のホームセンターでペチュニア、ガーベラ、ひまわり、ナントカ、カントカを買ってきて植えた。植え方はパーフェクト自己流。ホームセンターで売っているくらいの花なので適当に土に穴掘って植えておけば育つと思った。種もまいた、日日草はうまくいったが、コスモスは結局出てこなかった。ひまわりはめちゃくちゃ大きくなるだけなって、手入れをしないでいたら、全く花が咲かなかった。昨年の夏は暑いこともあり、そうとうにうっとおしかったのか、いつの間にか誰かに伐採されてしまった。(ToT)
花を植えている時あらためてわかったのは土の貴重さだ。花壇にはともと土は入っているが、耕したり石をどけたあとは何となく目減りした。どからか土を持てきて増やせばいいのだが、どこから持ってくる? 今まで考えたことがなかったが土ってどこにでもあると思いきや勝手に採取して自分の花壇に持ってきてよいとは思えない。それに土には栄養が必要でどちらかというとこちらが大切。これもお金を払って買わなければいけないのか!と愕然とした。
また天啓がきた。コンポストを作ることにした。
ゴミが土になる、そう思った。実は土になるのではなく肥料になると知ったのは後のこと。その時は突っ走った。
手作りコンポスト |
2011年度は開始された |
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